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職人歴70年の技術が紡ぐレザーアイテム【手縫いコードバン馬蹄コインケース】
シェルコードバン馬蹄コインケースに新色が追加されたのはもうご確認いただけましたか?
国内流通量の少ないシェルコードバンのグリーンと#4という、革マニアにはたまらないカラーリングが新たに追加となりました。
Shell Cordovan BATEI Coin Cases (FS-708) ¥24,200(税込)
この2色だけでも既にレアカラーなのですが、新しく加わったカラー以外にも様々なカラーを取り揃えております。育てがいのあるバーボンカラーも定番品としてラインナップは、多くのブランドがあるなかでも珍しいのではないでしょうか?
今回は新色追加を記念して、馬蹄コインケースの製作裏側とアイテムの様子をご紹介します。
コードバンのカラーラインナップを知りたい方や、馬蹄コインケースについて学びたい方は最後までご覧ください!
そもそも馬蹄コインケースとは?
馬蹄コインケースとは文字通り、馬の蹄(ひずめ)に似た形をしたコインケースです。
もともとはヨーロッパ発祥とされており、日本では明治から作られているんだとか。明治から内製化されていたということは国産品の歴史も100年以上あるんですね。
Flathorityで製作をお願いしている職人は職人歴70年を超える大ベテランですが、その方もお師匠の製作している様子を盗み見て技術を身に着けたとおっしゃっていました。つまり、100年以上受け継がれてきた技術が今のFlathority馬蹄を作っているわけですね!
構造は至ってシンプル。蓋を開けると「中ベロ」と呼ばれるフラップがあり、この中ベロの前と後ろそれぞれにポケットがあります。つまり、馬蹄コインケースは2つのポケットから構成されているシンプルなアイテムです。
馬蹄コインケースの使い方は動画で分かりやすくご紹介しているので、使い方が気になる方は以下をご覧ください。
>馬蹄型小銭入れの正しい使い方と開け方
馬蹄コインケース製作の裏側
馬蹄コインケースがどのようなアイテムかわかりましたか?
ここからは馬蹄コインケースの製作している様子をご紹介します。
蓋の締め付け具合がとても難しい
後述しますが、馬蹄コインケースは全て手縫いで仕上げています。そのため糸を引っ張る微妙な力加減によって蓋の開閉の滑らかさが変わってくるんです。
革には個体差があるため、素材の柔らかさ、厚みもすべてバラバラ。その中で同じクオリティに仕上げる必要があるため、経験豊富な職人にしか作ることができません。
革は使っていくうちに柔らかく馴染んでいく性質があるため、新品時は蓋が固くなるよう糸を締め付けています。
素材一つ一つの様子を見ながら糸の調子を合わせる様はまさに職人技ですね!
すべての縫製は手縫いで施されている【駒合わせ縫い】
先程、馬蹄コインケースは全て手縫いされているとご紹介しましたが、その辺を深堀りしましょう。
馬蹄コインケースは革を直角に縫う必要があるため、通常のミシンでは作ることができません。そのため、90度に縫うことができる駒合わせ縫いという技法を用いて手縫いしていきます。
駒合わせ縫いを綺麗に行うには下処理も大切。
まずは糸を通すために菱目打ちと呼ばれる道具で穴を空けていきます。
菱目打ちだけなら通常のレザークラフトでも行う工程ですが、Flathorityの馬蹄製作はこれだけでは終わりません。
菱目打ちで穴を空けたら「突き目」と呼ばれる作業に入ります。菱目打ちで空けた穴に錐を指し、斜めに針が通りやすくなるよう下処理を行います。
突き目をする様子
こうして下処理を万全に行ったら、いよいよ縫製!
完成時に人の手のひらサイズになる馬蹄コインケースに対して、使用される糸の長さは成人男性の身長ほどにもなります。そんな長い糸を軽快に縫う様子は見応え満点です。
手縫いの様子も動画にしているので、気になる方は以下をご覧ください。
好きな人にはたまらない動画なのではないでしょうか?
その他、コバ(革の断面)を整えるなど、様々な工程を経て製品として完成するわけですね!
完成した馬蹄コインケース
こうして出来上がった馬蹄コインケースは普遍的な美しさを持ち合わせてくれます。
クラシックな雰囲気は男性心を掴んで離さず、常に持ち歩く相棒に。
Shell Cordovan BATEI Coin Cases (FS-708) ¥24,200(税込)
今回、新しくシェルコードバンにグリーンと#4が加わりました。グリーンはイメージしやすいかと思いますが、#4は名前だけではどんなお色味かわかりませんよね。
#4は赤茶といえばよろしいでしょうか。定番品のバーガンディよりもより赤みが強い色味となっています。明度が低く落ち着いた雰囲気があるため、スーツに合わせてもカッコイイですね。
革靴がお好きな方は、シェルコードバン#4を用いた紳士靴をお持ちの方もいるかもしれません。靴と革小物を合わせるというのもオシャレで素敵ですね。
Flathorityオリジナルの水染めオイルコードバンも含めて馬蹄コインケースを並べてみました。
これはなかなか見られない光景ですね~。皆様はどのお色味が気に入りましたか?
個人的にはシェルコードバンのグリーンがかっこいいなぁ。こちらも明度が低く、大人の持ち物として申し分ない表情です。
オリジナルコードバンとシェルコードバンのグリーンを並べてみました。
かなり色味に差がありますね。エイジングが楽しそうな明るい水染めコードバンと、落ち着いた色味のシェルコードバン。どちらも捨てがたいお色味です。
職人の手縫いと最高級皮革の組み合わせから生まれる馬蹄コインケース。美しい佇まいとなっています。より詳しく知りたい方は商品ページをご覧ください。
それでは、また~
本日紹介したアイテム
waterOil Cordovan BATEI Coin Cases (FM-708) ¥19,800(税込)
Shell Cordovan BATEI Coin Cases (FS-708) ¥24,200(税込)