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【限定生産】デッドストックオイルコードバンメガネケースの魅力
ブログだけでなく、YouTubeにも力を入れている昨今のFlathority。動画ならではのカジュアルさと躍動感で頑張っておりますので、こちらもぜひ。
さて、そのYouTubeにおきまして、レーデルオガワさんの代表であり、YouTuber HIDEKIとしても活躍する飛田社長と対談させていただきました。
コードバンの製造現場からコードバンの特徴まで語られた濃い内容となっております。長尺の動画ですので、年末年始のお休みにラジオ感覚でお楽しみください。
今日は、その動画の中でも登場した、Flathorityが自信を持ってお届けする限定アイテム「デッドストックオイルコードバンメガネケース」のご紹介です。
LederOgawa cordovan glassescase (FLC-507) 24,750円
この製品には、革の特性を最大限に活かした素材選びや加工、さらに革業界を牽引する「レーデルオガワ」の卓越した技術が詰まっています。
文字通り会社の倉庫に眠っていた十数枚の貴重なデッドストックレザーでお作りしたメガネケースとなっており、各色10本も作れなかった限定品です。
レーデルオガワさんからいただいた情報も踏まえて、限定アイテムの特徴を見ていきましょう。
コードバンとは ― 革のダイヤモンドと言われる所以
コードバンは、馬のお尻のわずか1mmの層から取れる革です。
この極薄の層は、他の革とは異なり、繊維が縦方向に規則正しく並んでいるため、驚くほど滑らかで美しい光沢を放ちます。
加えて、重種馬といわれる800~1,000kgの品種からしか採取されず、1頭から多くともタイヤ2つ分程度の面積しか存在しません。
さらに、原皮を調達した段階ではコードバン層が存在するのかは不明だそうで、削ってみないと有無を判断できないとのこと。
飛田社長によると昨今はコスト高により、馬を大きくしすぎない傾向にあり、そもそもコードバン層のない個体も増えているんだそうです。
以上、革の輝き自体とその希少性からコードバンは「革のダイヤモンド」と呼ばれるほど、高級素材として知られているのです。
レーデルオガワの歴史と技術
今回のメガネケースの製作には、日本を代表するコードバンフィニッシャー「レーデルオガワ」の技術が活かされています。
レーデルオガワは、創業者がコードバンの美しさに魅了されたことから始まり、今では日本のみならず世界でも評価される存在となっています。
同社の特徴は、コードバンの「自然な輝き」を最大限に活かすフィニッシング技術。
表面を加工しすぎず、素材本来の美しさを引き出す「アニリン染め」の技術が特に際立っています。アニリン染めは、革表面に余計な塗料を加えないため、コードバンの自然な光沢や繊細な色合いを引き立てます。一方で、染色の際の微妙な調整が必要で、職人の経験と技術が大きく問われる工程でもあります。
さらに今回使用された「オイルコードバン」は、繊維の奥深くまでオイルを浸透させた特別な加工が施されています。この加工により、しっとりとした手触りと深みのある色合いが生まれ、使い込むほどに味わいが増すのが魅力です。
デッドストックコードバンって何?
このメガネケースには、15年以上前に加工されたレーデルオガワ製オイルコードバンが使用されています。
弊社で使用するために購入していたそうですが、何があったのか使われず今日まで収納されていました。
たまたま状態良く残されたこのオイルコードバンは、【肉厚さ】が魅力。
先にもお伝えしたように昨今、コスト高により馬を大きく育てない傾向にあります。結果として、コードバン層がある個体であっても、そのコードバン層が薄く小さくなってしまうのです。
一方、デッドストックコードバンは昨今のコスト高とは無縁の時代に生産された個体ですから肉厚ムッチリ。
メガネケースといえば、やはり中身である眼鏡を守ってくれる剛性感が重要ですから、肉厚なコードバンはピッタリです。
さらに巷では「馬革は牛革よりも4倍強度がある」といわれるほど繊維が細く緊密ですから、実は剛性感を必要とするメガネケースにはピッタリな素材といえるでしょう。
デザインと実用性 ― シンプルさの中に上質を
このメガネケースは、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。余計な装飾を省きながらも、革の質感と美しさを最大限に引き出しています。
内装にはイタリア産牛革を配して、ミニマルながら強度をサポート。
内側中央には鼻当てがあり、こちらが構造全体における支柱の役割も果たしており、より剛性を高める作りです。
さらにコバは染料で磨きと削りを繰り返してこのカッチリ感。物作りに強みを置くFlathorityらしさも表現しています。
このメガネケース本当に素材から作りのクオリティがハイレベルで、オーラがあるんですよね。
仕事用のバッグに忍ばせておけば、ちょっとした場面でも「さりげなく上質なものを持っている」という印象を与えることができます。
また、レーデルオガワの社長お墨付きなのですが、使い込むほどに色艶が変化し、ケアワックスを使うことでビカビカに光沢がでるとのこと。持ち主だけの「相棒」へと育っていくのも革製品の醍醐味です。
まさに「長く使える大人のアイテム」としてふさわしい一品といえるでしょう。
まとめとご挨拶
本日はFlathorityの限定品であるデッドストックコードバンメガネケースをご紹介しました。
各色10本以下の生産となっているので、気に入っていただけましたらどうぞお早めに。
今なら全色ラインナップ中です。
15年前の極厚コードバンなんて欲しくても手に入りませんし、そのコードバンが最高の技術を誇るレーデルオガワさんのオイルコードバンですから…コードバン好きであればお見逃しなく。
希少性でいえば間違いなく2024年リリースアイテムでもNo.1です。贈答品としてもオススメですよ!
さて、アイテムのご紹介はここまで。
また、年内のブログも本日で最後となります。年明けは1月10日が最初の投稿予定です。
今年もご愛読いただきまして誠にありがとうございます。
読者がいらっしゃるから続くコンテンツですので、引き続き2025年もよろしくお願いいたします。
様々な感染症が流行している(私も先日2日半寝込みました)ので、お身体をゆっくり休めていただければ幸いです。
本日は以上です。
では、良いお年を!
本日、ご紹介したアイテム
LederOgawa cordovan glassescase (FLC-507) 24,750円