BLOG
CF-101 2WAYなレザーブリーフケースについて
コロナウィルスの影響により商品説明を直接行う機会が限られている昨今、良い物を作ることが出来たと自負しても、お客様にお見せできない日々が続いています。そこで、紳士鞄製造業歴60年を超えるflathorityの拘りが詰まったバッグを本ブログにて紹介させていただきます。
※ニッチすぎるコンセプトが故、説明なしではあまり手に取られないアイテム。今回は熱く語らせていただきます。
本当の2WAYを追及したバッグ
Pack Brief (CF-101) カラー:ブラック、ネイビー ¥39,600(税込み)
リュックとしても使用できるブリーフケースは世間一般よく見かけますよね。しかし、リュック特有のパーツ(ショルダーベルトなど)がきれいに収納できず、結局ブリーフとしては使わないというパターンをよく耳にします。
そういったお声から、こちらのバッグは「これまでのリュックパーツがきれいに収納できない2WAY」に注目して、ブリーフとして使用する際にビジネスバッグらしい表情を壊さないことをコンセプトに開発しました。(これがこれまで紳士鞄製造業としてどうしても諦めがつかなかったところです。)
改良を重ねて完成したブリーフの雰囲気を損なわない2WAYバッグをご覧ください。
リュックベルトを収納した際に、表裏の差がほとんど見られません。どちらの面もすっきりした表情でご使用いただけます。
ブリーフ状態の様子はお分かりいただけましたか?
続いて、リュックとしての使用方法をご説明します。
リュックとしての使用する際のベルトについて
リュックスタイルへ変更する手順は以下の通りです。
とても簡単に変形させることができる為、通勤中や電車の中でもさっと持ち変えられますね!
合わせて、ベルトの収納方法もご紹介。
収納する際は、ベルトの先端にあるナスカンをベルト上部の間にあるDカンに引っ掛けます。こうすることで、ベルトが収納ケース内で遊ばないため、すっきり収納することができます。
ハンドル部分は写真のよう押し込むときれいに収まります。
本製品の素材
続いて使用素材の紹介です。
メインレザー
本体はイタリア、マストロット社のシュリンクレザーを使用。
革本来の表情を活かした薄化粧な仕上げながら、汚れや傷が付きにくく、お手入れも比較的簡単なレザー。日常使いにはぴったりです。我々が惚れているポイントは「繊維が詰まっていて伸びにくい」こと。ヨーロッパの革は原皮の段階で腹回りの部分を取り除いており、これにより、伸びにくくなるのです。※腹回りの革は繊維が粗く伸び易いものが多い。
2WAYブリーフに使用している革は「使って良し、作って良し」なとても優秀な革といえますね。
サブレザー
強度の必要な部分は自社開発の混合鞣し革(ヘビーレタン)を使用。
混合鞣しとは、タンニン鞣しとクロム鞣しを交互に行う手法のこと。これにより、タンニン鞣し革の硬さとクロム鞣し革の伸びや引き裂きに対する強度を兼ね備えた革となります。こちらの革は、タンニン鞣し特有の経年変化もお楽しみいただけます。使用を重ねることによって、しなやかさや色の深まりなどを感じていただきたいレザーです。
内装
光沢のあるナイロンは見た目が美しい反面、ひっかき傷などが目立ちやすいデメリットもあります。しかし、ビジネスバッグはハードに使用されることが多いですよね。使用シーンを加味して、洗いざらしたような無骨な雰囲気で、ガシガシ使うのにぴったりな筋目のある生地を採用しました。
以上、2WAYブリーフの紹介でした。気になった方は下記商品ページをご覧ください。
続きのブログでは更に仕様について紹介させていただきます。こちらもぜひご覧ください。