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大人のためのレザーデスクマット販売中【革鞄屋流の大型仕様をご紹介】

昨今の感染症の影響により、様々な企業でテレワークの推進が進んでいますね。

Flathorityも東京都の緊急事態宣言時には営業並びに出荷作業を一時停止させていただいておりました。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ自宅でお仕事を続けられている方も多いかと思います。

さて、自宅で作業するとなると困るのが周辺機器じゃありませんか?

オフィスは仕事をするために必要なアイテムが揃えられているかもしれませんが、自宅となると同じようにはいきません。まずは作業しやすい環境作りからスタートです。

そんな中、Flathorityからはお客様のご要望に合わせてレザー製デスクマットの販売を行っています。

デスクマットは美観を高めるだけでなく、机を傷や汚れから守る役割があります。他にもマウスパッド代わりや印鑑の下敷きなど、機能性と美観が両立した今の時代に則したアイテムです。

本日はそんな現代の重要アイテムであるデスクマットをご紹介します。革鞄屋流に仕上げられたデスクマットのこだわりポイントをとことんお伝えします!

 

それでは、いきましょう!


本革製デスクマットの製品仕様【サイズ・ウエイト・マテリアル】


Leather Deskmat (FK-501) 価格:¥14,850(税込)

 

横幅が53CM、縦幅が38CMの大型なレザー製デスクマットになります。カラーはブラックとブラウンの2色展開。ブラックとか渋くてかっこいいですね!

メインマテリアルには国産牛革を贅沢に一枚使用しました。これだけ大きく切り出すとなると一頭の牛から取れる枚数が限られてきます。

そのため、このデスクマットは大量生産ができないアイテムでもあるんです。裁断時には、牛が生きていた頃の傷や深すぎるシワを避けてパーツを切り出すため、どうしても大量にはご用意することができない。毎度の製作時も限られた数をお作りしています。

作り手からの視点からすると大量生産ができない難しいアイテムですが、お客様にとっては大判のレザーを存分に楽しむことができるアイテムとなっています。これだけ大判な革を表と裏で切り出しているためレザーの質感を最大限に感じられますよ!

 

裏側にピッグスエードを使用した理由もとあるアイデアから。それは「デスクマットの安定性を追及する」というもの。

仮にメインマテリアルに採用したいスムースレザーを裏側にも使ってしまうと、摩擦力が小さすぎてデスクマットが滑ってしまうことがあるのです。起毛されたピッグスエードは適度な摩擦力と柔らかさがあるため、本デスクマットに採用しました。

 

鞄業を半世紀以上に渡って携わってきたFlathorityの経験が生きた素材選定といえるかもしれません!

 


実は職人の私物から着想を得て作製しました

Flathorityの職人集団は日々モノ作りを行っているわけですが、時に私物用としてレザーアイテムを作ることがあります。その中にレザー製デスクマットを見つけたんです。

そういえば、弊社社長のパソコン前にもレザーで作られたデスクマットがあります。パソコン前に置かれたデスクマットは微光沢を放っていて力強い印象に。

社長も普段から重宝して使用しているとのことなので、いっそのことFlathority製品としてリリースして、多くの方に使っていただこうということになりました。

 


紳士革鞄屋としてのおすすめポイント

リリースにあたって、Flathorityならではといえる様々な改良を加えました。

改良にあたって「いかに紳士革鞄屋らしさを出すか」をテーマとして、徹底的に突き詰めてみることに。

 

ここでは鞄屋としてこだわったポイントを簡単にご紹介します。

・肉盛りの技法を採用
・型崩れを起こしにくい設計
・ネン引きによって引き締まった表情に

 

肉盛りの技法を採用

肉盛りとは「革内部に芯材を入れて盛り上がったように見せる技法」のことを指します。以下の写真のステッチ横をご覧ください。

革が少し盛り上がっているのがお分かりいただけますか?

 

主にハンドルの根元の革やファスナーに付けられる引手の革などに見られる手法で、革製品に広く用いられています。

この手法を採用することで、より立体感が生まれメリハリのついた印象に。

デスクマットとしての機能だけを求めるのであれば、革を裁断するだけでも事足ります。しかし、肉盛りというひと手間を加えることで、かばん屋らしさを追求しました。

 

 

 

型崩れを起こしにくい設計

先程、肉盛りの紹介にて芯材を用いていると紹介しました。実はこの芯材にも一工夫ございます。

その工夫とは、2種類の異なった芯材を用いていること。特大サイズに仕上げてしまったため、1種類のみでは強度的に問題がありました。レザーは環境によっては収縮による「反り」が発生しますからね。これを解決するべく、2つの素材を組み合わせました。これによって更なる耐久性向上を図っています。

実際に使用されている芯材

また、芯材にはスジがあり、一方向に反り返りやすい性質があります。反り返りの対策として、2種類の芯材はスジの向きが互い違いとなるよう配置しました。

 

 

 

ネン引きによって引き締まった表情に

ネン引きとは縁と並行するように引かれたラインを指します。

正直に言ってしまうと、耐久面などの理由において、ネン引き自体はあってもなくてもどちらでも良いんです。しかし、ネン引きを加えることで製品がより引き締まった印象となります。

よく「神は細部に宿る」と言いますが、その域に少しでも近づけるようひと手間を加えました。

 


製作時の苦労

 

職人「とにかくミシンがかけづらいんです」

 

職人のNさんはデスクマットについて以上のように言っていました。

Flathorityのデスクマットは縫製の際に、腕ミシンと呼ばれる主に袋形状を縫うときに使われるミシンを用います。

通常のミシンは机のような板と一体になっているため、縫われる本体を机の上に置きながら作業します。

ミシン下部が腕のように丸くなっています

一方、腕ミシンは縫われる本体を宙に浮かせたままミシンをかける必要があります。本デスクマットは横53cm、縦38cmもあるため、腕で抑えるのも大変というわけです。

それでもミシンが波打つことなく製作していますので、ご安心くださいね!

 


 

最後に【本革仕様のデスクマットでデスクをおしゃれかつ機能的に】

紳士革鞄屋としてのこだわりを少しでも感じられたでしょうか?

職人のこだわりがつまったデスクマットは、下手に主張しすぎず、かといって確かな存在感のあるデキとなりました。革の質感こそ最大の魅力として、過度な味付けはしていません。大判の革は見ていても楽しいですよ!

デスクマット一つあるだけでデスクの雰囲気がガラリと一変します。引き締まった空間になるだけでなく、機能面でもメリットがあります。

 

少しでも気になった方は製品ページをご覧ください。


Leather Deskmat (FK-501)

 

 

また、本デスクマットに合うようなステーショナリーアイテムもございます。併せてご覧ください。

 

では、また!

2020.09.09 | 商品
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