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Flathority小話その13【2つの革でサンプル作り~ブリーフ編~】
今回は製造の裏側をご紹介。
普段はFlathorityアイテムのご紹介や革の特徴について発信していますが、本記事では肩の力を抜いて、普段は語らない会社の裏側について話していこうと思います。
皆様も気軽な気持ちで読み進めていただければ幸いです。
メインテーマは「製造の裏側」ですが、その中でもサンプル製作に注目してみましょう。
「へ~そうなんだ!」と思えることが見つかるかもしれません。それでは、いきましょう!
Flathority運営以外の業務
そもそもFlathorityを運営している㈱猪瀬はどのような業務で成り立っているのでしょうか?
猪瀬では、Flathorityアイテムの製造だけでなく、新製品開発や他社様のOEM製造を行っています。様々なブランド様から製造の依頼を受け、製造を担当しています。そのOEMで培った技術力をオリジナルブランドFlathorityに活かして、新製品開発を行っているんです。
つい最近も、大人気の定番品であるアントニオブリーフの型を用いてサンプルを製作してみました。
Antonio Briefcase (FA-101) ¥50,600(税込)
様々な革で試作品を作り、仕上がりの具合を確認する作業です。ご注文品の製作に合わせて、非定番なレザーでもブリーフを作ってみました。本記事では特別に、製造したブリーフを全てお見せしますよ!
皆様はどのレザーが気に入るでしょうか?
2種のサンプルレザーでブリーフ作りました。
早速、完成したブリーフをご覧ください。
これだけだと何がなんだか分かりませんよね。笑
これから詳細にご紹介します!
今回はリニューアルも検討に入れて2つの革でブリーフを製造しました。どちらもキャメルで作ったのですが、違いがお分かりいただけますか?
同じ種類の色味であっても、革が異なると表情も違ってきますよね。
右のレザーは、まだどの商品にも使用していないポーランド産のタンニンレザーです。銀面(革の表面)が浮きづらく、とても優秀な素材を発見しました。
まだまだ世間には浸透していないレザーですが、創業から半世紀を超える㈱猪瀬からみても素晴らしいといえます。ブリーフとして仕上がった姿を見ると、余計なシワがないように見えませんか?
左は先日紹介したフラボナトートにも使用しているオリジナルの牛革です。
鞄と相性の悪い腹周りの原皮を使わないことで、型崩れが起きづらいレザーになります。
自然なシボ感が特徴的なカジュアルなレザーと端正なブリーフが相まって、良い具合に中和された雰囲気がありますね。
こうして並べてみると色味、表情が全く異なりますよね。意外にもどちらが1番とも言えず、それぞれの個性が光ります。また、裁断される前のイメージと仕上がった実物でも違いがあり、ポーランド産タンニンレザーなんて作ってみたら、想定よりも更にカッコイイと思ってしまいました。
今後の展開はまだまだ未定ですが、裏側では様々な企画が進行中です。またご紹介できるものがありましたらブログで発信していくので、引き続きブログへ遊びにきていだだければ幸いです。
新製品やイベントにもご期待ください!
本日は色んな革でブリーフを作ってみたので、裏側公開としてご紹介しました。
11月には昨年好評いただいたパターンオーダーも控えていますし、ポップアップも予定しています。
様々なイベントを通じて皆様と交流していければと思いますので、まだご意見お聞かせください。
本日はここまで。それでは、また~
本日のメインアイテム
Antonio Briefcase (FA-101) ¥50,600(税込)