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【L字とコインケース】ファスナータイプのミニ財布はどっちが上?
実は最近、筆者のメイン財布が変更となりました。
以前の記事で「2022年で最も使いやすい財布は二つ折り財布なのでは?」といった内容を投稿した通り、現在、Flathorityのオリジナルコードバンを用いたショートウォレットを使っています。
カラーは鮮やかな発色が美しいグリーン。今後、6ヶ月後や1年後にエイジングレビューをしていきますのでお楽しみにお待ち下さい。
私の中での最適解はショートウォレットとなりましたが、世間で最も高い注目を浴びている形状はミニウォレットです。
Flathorityからも様々な形状のミニウォレットをリリースしていますが、ミニウォレットのカテゴリーは実感値としても大変人気です。サイトの閲覧数におきましても他のカテゴリー以上に高い数字となっています。
また、財布の人気カテゴリーとしてもう一つ挙げられるカテゴリーがファスナータイプのお財布です。
ファスナーの高級感や中身が溢れないといったメリットから人気を博しています。
そこで、今回は「ファスナータイプ×ミニウォレット」に当てはまる2つの財布を比較して、シリーズによる違いを見ていこうと思います。
ご自身に合うお財布はどのような形状なのでしょうか?
一緒にチェックしていきましょう!
比較していくお財布は「L字ミニウォレットとラウンドコインケース」
今回の記事で比較していくお財布は以下の2つです。
左:LEZALI L-Type Mini Wallet (EM-814) ¥6,930(税込)
右:Shell Cordovan Round Coin (FS-711) ¥26,400(税込)
1つはLEZALIシリーズからL字タイプのミニウォレット。もう一方はシェルコードバンシリーズからラウンドコインケースです。
どちらも「ファスナータイプ×ミニウォレット」に当てはまりますが、金額は大きく異なります。
金額だけ見ればラウンドコインケースの方が上かと思ってしまいますが、実は金額だけで優劣は決まりません。形状が随分と違うために使い勝手も差があるのです。
以降では、細かく違いを探っていきます。
結論
今回は始めから結論をお伝えします。
あくまでも筆者自身の感覚になりますが、「カジュアルさと収納しやすさを取るならL字ミニウォレット。高級感と視認性を取るならラウンドコインケース」がおすすめです。
では、なぜ以上の結論に至ったのでしょうか?
結論に至った経緯を「外観、収納力、使い勝手」の3つの観点からご紹介します。
外観
まずはそれぞれの外観を見ていきましょう。
シェルコードバンラウンドコインケースはひと目見た瞬間から高級感を見て取ることができます。
シェルコードバンの強い光沢は大変美しく、丸みのあるフォルムも相まって光を反射させます。加えて、YKKの最高グレードファスナーであるエクセラからも高級感を感じられるのではないでしょうか。
引手1つとってもぷっくりと形取ったシェルコードバンです。
小さいパーツであってもコバ(革の断面)の処理は美しく仕上げました。
小さい本体ながら、希少素材と製作に手間を掛けたことで高級感たっぷりなお財布です。
続いてL字ミニウォレットをご紹介!
こちらはイタリア産のタンニン100%でなめされた牛革で作られています。
発色の良いイタリアンレザーならではの風合いを生かしたカジュアルテイスト。ステッチにはダークオレンジの色味を採用することでよりカジュアルな雰囲気に仕上げました。
また、先ほどのラウンドコインケースと比べてかなり薄い印象があります。
2つのお財布を並べてみました。
光沢感の違いは明らかですね。しかし、L字ミニウォレットもステッチの感覚が細かいため、きちんと技術力を感じられる仕上がりです。
横幅は大体同じくらいですが、高さはL字の方がありますね。(実はこの高さが使い勝手に影響するため後ほど詳しくご紹介します。)
薄さは一見するとL字ミニウォレットに軍配が上がりそうですが、最も厚い部分で比べるとそこまで違いはありません。
以上、外観から分かった点は「高級感のラウンドコインケース、カジュアルさのL字ウォレット」でしたね。
また、より小さい財布を求められる場合は、シェルコードバンラウンドコインケースの方が小ささを体感できそうです。
次の項目では収納力について見ていきましょう!
収納力
収納力は「50対50であいこ」という結果になりました。
どちらも小さいお財布なので、そこまで違いは感じられません。
気持ちよく使える収納力はお札10枚以下、カード3~5枚、小銭10枚程度です。
ただし、収納のやり方は大きくことなるので、入れ方の違いをご覧ください。
L字ミニウォレットの内装はコインポケットとマルチポケットが1つ、仕切りが1つあるシンプルな構造です。そのため、お札やカードを各ブロックにまとめて収納することになります。
一方でシェルコードバンラウンドコインケースはカードポケットが5つ、大きく2つに仕切られた空間がある形状です。なので、カードを各ポケットへ収納して、2つの空間に小銭とお札を入れることになります。
なので、カードを6枚以上持つ場合にはシェルコードバンラウンドコインケースだとポケット数が足りなくなるため工夫が必要です。
その点、各ブロックで収納する比率を変えることができるL字ウォレットの方がカードの収納力に優れていると言えるかもしれません。
使い勝手
最後の項目は使い勝手です。この点が大きくことなりますので要チェックですよ!
個人的な視点だと使い勝手に優れているのはL字ミニウォレットになります。
何故かというと、お札の収納しやすさが優れているからです。
L字ミニウォレットは高さがあるためお札を2つに折れば無理なく収納することができます。
さらに、サイドの仕切りがあることによってお札を軽く折るだけ楽々入れられるのです。
シェルコードバンラウンドコインケースだと2つ折ではお札を収納することができません。曲げながら閉めるか3つ折にする必要があります。
お札を頻繁に使用される方はL字ミニウォレットがより良い選択になるでしょう。
続いて、シェルコードバンラウンドコインケースの使い勝手における優れているポイントをご紹介します。
シェルコードバンラウンドコインケースはより視認性に優れています。
カードポケットが複数あるため、どこにどのカードがあるのか一目瞭然です。
さらに、ジャバラ状になっているためガバっと開くことができます。この2つの要素から視認性が高く、必要な物へのアクセスが楽なのです。
(※外装ポケットはカードを入れると頭が飛び出すので、美観を気にされる方はご注意ください。)
一方、ラウンドコインケースと比べてしまうと、L字ミニウォレットはコインポケットの見晴らしが悪いと言えます。特に小銭が多いときには少し面倒です。
また、カードポケットが少ないために、ガサッとひとまとめに収納する必要があり、使いたいカードへのアクセス性が多少犠牲にされています。
以上から、「収納しやすさを選ぶならL字ミニウォレット。視認性を選ぶならシェルコードバンラウンドコインケース。」となります。
まとめ
いかがでしたか。2つのミニウォレットについて違いを感じられたかと思います。
同じミニウォレットというカテゴリーであっても、形が違えば使い勝手も変わることご理解いただけたかと思います。
皆様はどちらのお財布がより好みでしたか?
個人的にはまだまだ現金を使用する場面があるのでL字ミニウォレットですかね。今後、キャッシュレス決済の割合がより増えていけばシェルコードバンラウンドコインケースの魅力が増しますね!
最後に比較してきた項目の総まとめをしておきましょう。
外観面ではカジュアルでより薄い印象のあるL字ミニウォレット。かたや、高級感とよりミニウォレットらしさが強調されたシェルコードバンラウンドコインケースでした。
収納力では大体同じくらい。収納の作法に違いがあります。
使い勝手は大きく異なっていて、特にお札の入れ方は癖があるのでご理解のうえお選びください。
結論、冒頭でもお伝えしましたが「カジュアルさと収納しやすさを取るならL字ミニウォレット。高級感と視認性を取るならラウンドコインケース」がおすすめです。
ミニウォレットは他にも様々な形状を用意していますので、気になる方はこちらからご覧ください。
この記事が財布選びの手助けになれば幸いです。
では、また!
本日登場したアイテム
waterOil Cordovan Short Wallet (FM-702) ¥33,000(税込)
Shell Cordovan Round Coin (FS-711) ¥26,400(税込)
LEZALI L-Type Mini Wallet (EM-814) ¥6,930(税込)