BLOG
【2023】メンズのネクストトレンドは一周回ってこのバッグ
先日公開された様々なブランドの2023年春夏コレクションを見ていて気づいたことがありました。
それはバッグにおけるある共通点です。
各ブランドが独自の個性を生かしたルックを公開する中で、バッグに1つの筋のような似通ったポイントを見つけました。
私「これ間違いなく次のトレンドになるな。」
そう思えて仕方がありません。
今年の上半期までは小型バッグと大型バッグに二極化したトレンドがありましたが、次はどのようなトレンドがバッグ業界にやってくるのでしょうか。
実際のルックやハイブランドの商品ページを参照しながらネクストトレンドをチェックしていきましょう。
ちなみに、このトレンドの形状は昔からある形でして、Flathorityにも同様の形状をしたバッグが存在します。
一周回ってトレンド回帰した形状とFlathorityの定番バッグも合わせて紹介するので最後までお付き合いください。
それでは、いきましょう!
次にトレンドになるバッグは”ハーフムーン型”
タイトルから結論になっていますが次なるトレンドバッグは「ハーフムーン型のバッグ」です。
ハーフムーン型はFlathorityのバッグで言うところのキャタピラーバッグに相当します。
caterpillar S (FF-202) ¥53,900(税込)
商品名と見た目の通り、三日月形状をしたバッグがこちらのバッグです。
バッグの上部が凹んだような形状をしていて、上部の曲線に沿うようにバッグ下部が曲線を描いたデザインとなっています。
この形状全てがハーフムーンと呼ばれているわけではなく、ブランドによって名称に違いがあります。バナナ型やクロワッサン型と呼ばれるバッグも同じ形状を指しているとお考えください。
ハーフムーンバッグの形状は分かったけど、本当にネクストトレンドと言えるの?
と思われれた方も多くいらっしゃるかと思います。まだ町中ではそんなに見かけませんからね。
実際、トレンドの浸透度は、体感としましてはまだまだこれから。ファッション感度の高い東京の都心部で女性を中心に少しずつ浸透してきています。
まぁハイブランドから次々とリリースされていますから、来年の夏頃には多く見かけるようになるのではないでしょうか。
ただし、男性は女性よりもトレンドが遅れる傾向にありますので、男性がハーフムーンバッグを持っている様子を見かけるようになるには1年近くかかるかもしれません。
ここまで「ハイブランドでも提案が増えてるよ」とご紹介してきましたが、実際のところどのようなアイテムがあるのでしょうか。一緒に確認しましょう。
ハイブランドが次々と提案しているハーフムーンバッグ
初めにエルメスの23SS(SS:春夏)のコレクションです。ルック1でハーフムーン形状のバッグを手にしていることが分かりますか?
ルック1はコレクションの中でも最初に目にする、印象の強い存在。ルック1こそ、そのコレクションの顔とも言えます。
メディアにも取り上げられやすいルック1にハーフムーン型のバッグを持たせたということは、エルメスでも最も推しているアイテムなのでしょう。
続いて、LOUISVUITTON。
ループバッグと呼ばれるバッグが人気を高めています。2022awのレディースコレクションのルック15でもハーフムーン型のバッグを手にしていますね。
その他にもGUCCI、LEMAIRE、などがハーフムーン型のバッグをルックで使用していました。
さらに、CELINE、THE ROWではルックは確認できませんでしたが、商品ラインナップにはハーフムーン型を揃えています。
名だたるハイブランドがレディースを中心にハーフムーン型バッグを展開しているのがお分かりいただけたのではないでしょか。
加えて、ユニクロもハーフムーンバッグを展開してきました。さすが、トレンドの把握が早いファストファッションブランド。トレンドを先読みする力が優れていますね。
(2023年8月追記:ファッションEC検索サイトLystにおいて、2023年第一四半期のトレンドアイテム1位にユニクロのハーフムーンバッグが選ばれました。トレンドが実証された証と言えるでしょう。)
ハイブランドからファストファッションのハーフムーンバッグを見てきましたが、様々なブランドがハーフムーンを推していると体感できたのではないしょうか。
「ネクストトレンドはハーフムーンだ」とご紹介した所以がご理解いただけるかと思います。
トレンドは上手に乗っかるとオシャレに見えやすいものです。皆様もお手持ちのバッグにハーフムーンが無ければ購入検討してみてはいかがでしょうか。
Flathorityのハーフムーンバッグ
ハーフムーンバッグの形状解説でも登場しましたが、Flathorityでもハーフムーンバッグをラインナップしています。
caterpillar L (FF-201) ¥75,900(税込)
以前からリリースしているこちらのバッグですが、トレンド回帰によって、今年から来年にかけての主役に躍り出てきました。ここからは、キャタピラーバッグがどのようなバッグなのか詳しく見ていきましょう。
立体裁断から生まれる美しい流線型
最大の特徴は形状が生まれるまでの工程にあります。こちらは立体裁断によって型を作ったアイテムです。
立体裁断とは、ドレーピングとも言われる手法で、作りたい形状の模型に直接革を当てて形作るパターンメイキングの手法のことを指します。
立体裁断最大の利点は、紙の上では見つけにくいラインを見つけることができるという点です。
PCや平面上ではカーブのような細かなラインは見つけにくいと言われています。
一方、立体裁断であれば完成した模型から直接パターンを取るので、細かなラインまで自然に型を取ることができるのです。
今回ご紹介しているキャタピラーはゆったりとしたカーブが積み重なってできたようなデザイン。
このようなハーフムーンのデザインはパターンを取るのも大変難しいです。
自然なカーブ感が大切なハーフムーン型こそ立体裁断の強みを最大限引き出すデザインといえるかもしれません。
ちなみに、立体裁断に対して、製図や計算によってパターンを取ることを平面裁断と呼びます。
一般的に平面裁断の方が立体裁断よりも経験が浅くてもできるということで、日本では平面裁断の方が普及しています。
立体裁断は深い経験がないと難しい技法でして、Flathorityの職人技を感じていただきたいポイントになります。
大きさ違いで2型展開
Flathorityのハーフムーン型バッグであるキャタピラーシリーズは大小違いで2型リリースしています。
caterpillar S (FF-202) ¥53,900(税込)
caterpillar L (FF-201) ¥75,900(税込)
大きさは入れたい物によってお好みのサイズをお選びください。
2つのバッグを並べるとこのくらい違いがあります。
実際に背負って見ました。
■Lサイズ着用
■Sサイズ着用
皆様の用途に合わせてサイズをお選びください!
・ソフトな風合いと経年変化を楽しめるキップレザー
キップレザーは生後6ヶ月~2歳頃までに屠殺された仔牛の革を指し、キメの細かさとふっくらした質感が特徴です。
キャタピラーの流線形状とふっくらした質感が相まって柔らかく、つい触りたくなるようなバッグに仕上げました。
まとめ
本日は今季から2023年にかけて訪れるであろうバッグのネクストトレンドをご紹介しました。
次のトレンドバッグは「ハーフムーン型」です。
ハーフムーン型は名前の通り三日月を模した曲線が特徴的なバッグ。すでに多くの有名ブランドがハーフムーンバッグをリリースしています。
そんなトレンドバッグですが、形状自体は昔から存在していて、Flathorityでも同形状のバッグをリリース中です。
トレンドは旬の時期に楽しむとオシャレに見えるもの。それだけでなく、自分の気分さえ高揚してきますよね!
この記事が、トレンドをいち早くキャッチして様々なスタイリングを楽しむことができるお手伝いとなれば幸いです。
本日は以上です。では、また~!
本日ご紹介したアイテム
caterpillar S (FF-202) ¥53,900(税込)
caterpillar L (FF-201) ¥75,900(税込)