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【2022年】メンズが選んだ人気革製品ランキングTOP7

2022年もあと2週間とちょっとで終わりになります。

今年のうち約50週が過ぎ去り、どのような一年間であったのか全体像が分かってきましたね。

分かってきた全体像の話で個人的なお話を1つ。12月になり収入も確定したのでふるさと納税を行いました。

ふるさと納税とは、生まれた故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度です。

ざっくりとふるさと納税の制度をまとめると、自分で寄付金の使い道を指定できて、地域の返礼品もいただける仕組みを指します。

ちなみに納税サイト「さとふる」では、東京都葛飾区の返礼品としてFlathorityのアイテムが一部扱われています。気になる方は、さとふるから「Flathority」で検索してみてください。

 

 

話が逸れましたが、今回の本題です。

12月に入ったことでもう1つ分かったことがあります。それは今年の人気アイテムです。

 

公式サイトから実際に売れたアイテムを集計し、2022年の人気革製品をランキング化。

トップ5をご紹介しようと思ったのですが、4位に4つのアイテムが同率で並んだためトップ7をご紹介します。

今回は売れた個数のランキングです。また、ポップアップや小売店など公式サイト以外の販売データは含みませんのでご了承ください。

この記事をご覧いただければ、販売実績から人気のアイテムが一目瞭然。

今年を総まとめしたお客様のリアクションが直結したデータなので、プレゼント選びやご自身へ一年間を労ったお買い物の参考となれば幸いです。

 

では、いきましょう。

 


人気革製品ランキングトップ7

 

第一位


Shell Cordovan BATEI Coin Cases (FS-708) ¥24,200(税込)

 

第一位に輝いたのはホーウィン社のシェルコードバンを用いた馬蹄型のコインケースです。

ホーウィン社のシェルコードバンといえば「革のダイヤモンド」と呼ばれるほど美しい光沢が特徴のレザーです。

シェルコードバンは農耕馬の臀部にごく少量しか存在しないコードバン層を丁寧に削り出し、約半年もの時間を要して作られます。

シェルコードバン最大の魅力はアメリカらしい色ムラから成るワイルドさと光沢です。

高密の繊維をグレージングと呼ばれる作業によって寝かしつけることで唯一無二の光沢を獲得。

無骨さと上品さを兼ね備えたメンズ心をくすぐる高級皮革こそホーウィン社のシェルコードバンなのです。

そんなシェルコードバンで制作した馬蹄型のコインケースが一位を獲得しました。

馬蹄型コインケースは半世紀以上前から作られてきた定番アイテムです。

コマ縫いと呼ばれる直角に縫う手法は全て職人の手縫い作業。機械化できない高度な技術が必要で、限られた職人にしか作ることができません。

手縫いはミシン縫いに比べて効率が悪く、ミシン専業の職人も多く存在します。手縫いができるというだけで大変希少な人材なのです。

加えて、昨今の職人不足や高齢化によって益々馬蹄型コインケースを作ることのできる人材は減っており、希少性は増すばかりです。

 

つまり、シェルコードバン馬蹄コインケースは希少なレザー×希少な技術がかけ合わさったアイテムといこうこと。

レザー好きが見逃すはずがありません。人気1位の理由もご納得いただけるのではないでしょうか。

個人的にはシェルコードバン馬蹄コインケースのバーボンとグリーンはより一層特別感があるなと思ってしまうのです。ただでさえ国内流通量の少ない希少カラーのバーボンとグリーンですから、この色味で馬蹄型コインケース作るのってファクトリーブランドのFlathorityだけなんじぁないかなぁ。(確証はないので間違っていたらすみません)

馬蹄型コインケースについては個別記事をUPしているので気になる方はそちらもご覧ください。

 


職人歴70年の技術が紡ぐレザーアイテム【手縫いコードバン馬蹄コインケース】

 


第二位


Shell Cordovan Pencil case (FS-712) ¥21,450(税込)

 

またしてもシェルコードバンを用いたアイテムがランクイン。ちなみに3位と4位にもシェルコードバンが続きます。

2位の形はペンケースです。

「大人が使いたいと思えるペンケース」をコンセプトに生み出されたこちらのアイテムは、全てに【最高】を詰め込みました。

ファスナーには最高級のYKK製エクセラ。ファスナーを張り込む型を一から作り、完成時にラウンドウォレットのような佇まいとなるよう調整しました。

さらに、内装にはイタリア産ミネルバボックスを使用。

ミネルバボックスはバケッタ製法と呼ばれる時間の掛かるタンニン鞣しの製法で作られたレザーです。短期間でエイジングすることで知られており、多くのファンを抱えています。

つまり、シェルコードバンペンケースはシェルコードバンとミネルバボックスがかけ合わさったっており、2種類の異なるエイジングを楽しむことができる点も大きな魅力の一つです。

単に美しい佇まいだけでなく、レザーとしての魅力も限りなく高い水準にあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

さらにさらに、こちらのペンケースにはもう1つ特別な要素があります。

それは作り手です。

こちらのペンケースはFlathorityが抱える職人の中でも、最も小物作りが上手な方へお願いして製作しています。

妥協を嫌う職人でして、引手ひとつ見てみてもこだわりを感じていただけるはずです。

以上、素材やデザイン、職人に至るまで最高を詰め込んだペンケースが堂々の2位となりました。

ペンケースに関しても個別記事があるので、気になる方は以下の記事をどうぞご覧ください。


メンズにピッタリな革製ペンケース【2種のコードバンとプエブロレザーをラインナップ】

 


第三位


Shell Cordovan Round Coin (FS-711) ¥26,400(税込)

 

3位はラウンドタイプのコインケースです。

個人的にコインケースというよりもミニウォレットとしての使い勝手に惹かれるこちらのアイテム。

蛇腹状の内装によって小銭を分けることができて、カードも折りたためばお札も入れることができます。

小さいながら収納力があり、ファスナーを閉めると手のひらサイズで非常にコンパクト。ミニ財布派には筆頭格なお財布です。

こちらのラウンドコインも2位のペンケースと同じ職人が手掛けていて、クオリティは目を見張るものがあります。

素材の美しさはもちろんのこと、縫製やコバ(革の断面)まで見惚れる質感です。

近年はキャッシュレス化が浸透し、スマートフォンやカードのみで支払いを済ませる機会が増えてきました。とはいえ、現金が生きる場面もまだまだございます。

サブ的な運用で念のため持っておくお財布としてシェルコードバンラウンドコインは大変オススメですよ。休日用の小さめバッグにもスッポリ収まりますし、贈り物にもいかがでしょうか。

第三位は素材、使い勝手、品質に優れたシェルコードバンラウンドコインでした!

 

個別で紹介した記事はこちら

 


第四位

第四位には4つのアイテムが同率で並びます。

まずは一気にアイテムをご覧ください。

 


LEZALI Glasses Case (EM-802) ¥9,020(税込)

 


Shell Cordovan Card Case (FS-704) ¥22,000(税込)

 


Shell Cordovan Short Wallet (FS-702) ¥38,500(税込)

 


waterOil Cordovan Pencil case (FM-712) ¥15,950(税込)

 

まずはLEZALIからご紹介します。

 

 


LEZALI Glasses Case (EM-802) ¥9,020(税込)

 

Flathorityのディレクターである猪瀬新吾が手掛けていているLEZALI―レザリーからはメガネケースがランクイン。
メインマテリアルにはイタリア産タンニンレザーを採用。タンナー(革を作る業者)いわく、通常の牛革よりも1.5~2倍の油脂を加えて作っているとのこと。

タンナーの伝えたいことはレザーを触るとハッキリ分かります。しっとりと指に吸い付くような質感で、ベタベタすることはありません。

使い始めのツヤはなくマットな印象で、タンニン系×油分量から感じられるのは「間違いない美しいエイジングをする」という実感です。

そんなイタリアンレザーをメガネケースにしたのが本アイテム。比較的安価ながらガッチリとした作りで眼鏡を保護します。

イタリアンレザーらしく発色も豊かで、イタリアンレザー好きにオススメです!

 

残る同率4位はサラッと紹介していきます。


Shell Cordovan Card Case (FS-704) ¥22,000(税込)

 


Shell Cordovan Short Wallet (FS-702) ¥38,500(税込)

 

シェルコードバンシリーズから4位に輝いたのはカードケースとショートウォレットです。

形状はどちらも普遍的で飽きのこないデザイン。いわゆる名刺入れと二つ折り財布ですね。

メンズレザー界隈ではしばしば「財布と名刺入れを同素材にするとかっこいい」という通説がありまして、そんな通説もあってか財布と名刺入れが同率になりました。

確かに統一感が増すとかっこいいですよね。

二つ折り財布も名刺入れも直線的なデザインで、内装のレザーも同じ素材です。

持ち物1つ1つにこだわられる方には大変オススメな組み合わせですよ!

(ちなみに私はこちらの水染めタイプの二つ折り財布名刺入れをライン使いしています。本当に格好良いですよ)

 

 


waterOil Cordovan Pencil case (FM-712) ¥15,950(税込)

 

最後にご紹介するのはまたしてもペンケースです。

こちらは2位で登場したペンケースの素材違いのアイテムになります。

こちらのメインマテリアルはFlathorityのオリジナルレザーである「水染めオイルコードバン」です。

長野県にあるタンナー宮内産業と協力して製作したもので、美しい発色と「マット→光沢」のエイジングが特徴的なコードバン。2位のホーウィン社製シェルコードバンと比べると、均一な染め方とマットな表情です。

このマットな表情から使っていくうちにシェルコードバンにも負けない光沢を帯びていきます。

エイジングについては個別記事で解説しているので、気になる方は以下の記事をご覧ください。


【経年変化】オリジナルコードバンの2年後レビュー

 

2位のシェルコードバンペンケースももちろん素敵なのですが、水染めコードバンも負けてはいません。

価格だけ見ればこちらの方が安価ですが、上下ではなく別物とお考えください。

エイジングの幅や明度の高い発色だけ見ればこちらの方が優れているともいえます。お客様の好みに合わせてお選びいただければ幸いです。

また、こちらのペンケースも内装はイタリア産ミネルバボックスです。2位のペンケースと同様に2種類のエイジングを楽しめます。

また、職人も同じで、先に述べたようにFlathorityの中で最も小物作りが上手い職人が手掛ける渾身の品質です。

革好きの方だけでなく文房具のファンにも注目いただきたいアイテムといえるでしょう!

 


まとめ

本日は2022年の人気アイテムをランキング形式で紹介しました。

こうして見てみると人気の理由が頷けるアイテムばかりだったのではないでしょうか。

1位の馬蹄型コインケースは素材の希少性×形状の希少性が相まったアイテムですし、2位のペンケースは大人も納得できる品格を持っています。

人気な物には理由があるなと実感してしまいました!

皆様からは気になるアイテムありましたか?

今回の記事が皆様のプレゼントアイデアや、ご自身への労いに参考となれば幸いです。

 

本日は以上です。では、また~

 


本日登場したアイテム


Shell Cordovan BATEI Coin Cases (FS-708) ¥24,200(税込)

 


Shell Cordovan Pencil case (FS-712) ¥21,450(税込)

 


Shell Cordovan Round Coin (FS-711) ¥26,400(税込)

 


LEZALI Glasses Case (EM-802) ¥9,020(税込)

 


Shell Cordovan Card Case (FS-704) ¥22,000(税込)

 


Shell Cordovan Short Wallet (FS-702) ¥38,500(税込)

 


waterOil Cordovan Pencil case (FM-712) ¥15,950(税込)

 

2022.12.16 | その他
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