みんなのエイジング大公開PART2

Flathorityのアイテムをお使いの皆さまから写真をいただき、エイジングの様子をシェアする企画の第二弾です。前回の記事をまだご覧になっていない方はこちらから先にお楽しみください。

今回も5枚の写真をピックアップしたので、Flathorityのアイテムが実際に使われていく中でどのような変化を辿るのかチェックしていきましょう。

ただし、エイジングは個体差、使用環境によっても変化の仕方が異なります。あくまでも1つの事例としてお楽しみください。

 

それでは、いきましょう!

 


皆さまのエイジングフォト

 

2年ご使用キャタピラーショルダーS

はじめにご紹介するのはキャタピラーショルダーSです。

Flathority定番の国産キップレザーを用いたアイテムとなります。キップレザー特有のしっとり感と曲線美が相まった馴染みの良さが素晴らしいアイテムです。

ご使用になられてから2年経ち、休日におでかけ用してお使いになっているとのこと。

 

キップレザーはクロム鞣しでありながら、染色に関しては染料を用いた素上げ革です。そのため案外水シミなどが発生しやすく、扱いは簡単ではありません。

しかし、写真を見るに非常にキレイにお使いになっている印象です。水シミは見受けられませんね。キップレザーはもっとクタッとしていくので、この先の変化も楽しみです!

 


2年ご使用コーカサスリュック

続いては、こちらもキップレザーを用いたシリーズのコーカサスリュックです。

写真を見るにSサイズだと思うのですが、もしかしたらLサイズかもしれません。

新品はこちら

 

こちらも2年間のご使用とのことですが、更に多用途でお使いになられているそうで、週4通勤で使用や土日もプライベートの用事で使ってきたそうです。

やはり、使用頻度の差なのか、同じ使用年数でもリュックの方が鈍くギラッとした光沢にも感じられます。

やはり、使用環境による違いがあって面白いですね!

 


3年ご使用ラウンドウォレット

続いて、素材変わってシェルコードバンのエイジングをご紹介します。

こちらは「多分3年」ご使用とのシェルコードバンラウンドウォレットです。

 

シェルコードバンは革好きなら皆1度は憧れる革のダイヤモンド。アメリカ・ホーウィン社が手掛ける半年以上の時間を用いて作られたコードバンです。

シェルコードバンについては過去の記事でも紹介しているので、気になる方はこちらもぜひ。

 

ご使用環境としては、毎日使われているそうで、光沢感も強まっているように感じます。サイドからの光源入っているところを強く反射させています。

新品の写真を見るに、色味も深まっていますね。まぁシェルコードバンは新品でも色の個体差があるため、同じネイビーでも深い色から淡い色まで様々あります。元々の個体が深い色であった可能性もありますが、ご使用年数から逆算しても色の深まりはあると考えられます。

ハリ感はしっかりとしているので、この先も長くお楽しみいただければ幸いです。

 


5年ご使用ラウンドウォレット&1年ご使用メガネケース&ノベルティペンケース

なんと3つのアイテムを同時にエイジングフォトです。

メインはシェルコードバンのラウンドウォレット。こちらは5年ご使用いただいているとのこと。

奥に見えるのがFlathorityと姉妹ブランドであるLEZALIのメガネケースです。1年ご使用中とのことで、エイジングが楽しい時期ですね!※こちらは現在廃盤モデルとなっています。

右奥にあるのが、Flathorityのノベルティペンケースです。

過去のノベルティ。ノベルティは時期によって変化します。

公式サイトで一定額をご購入された方へプレゼントしているもので、ノベルティとはいえ妥協なくお作りしています。メーカーならではのアイデア=職人の手が空きやすい閑散期の活用や捨てるには惜しいハギレ革を用いること=によって製品クオリティをノベルティ化しています。現在も1度のお買い物で2万円以上お求めいただいた方にポーチをプレゼント中です。詳細はこちら

 

使用環境としては毎日お使いになっているそうで、一部のコメントを抜粋して紹介します。「今も毎日愛用してます。手触りとエイジングが最高です。もちろんですが、全然ヘタレも感じません。」とのこと。

嬉しいコメント誠にありがとうございます。

ラウンドウォレットはコメントにある通り、本当にヘタレないんですよね。

あまりの頑強さゆえに買い替えのタイミングを逸してしまうほど。というのも、ラウンドウォレットはFlathorityでも特に小物作りに定評のある職人が手掛けており、クオリティが本当に高い。もちろん、高価なお財布ではありますが、価格以上の質感と品質であることは間違いありません。自信を持ってオススメの一品です。

 


10数年ご使用フラボナポーチ

最後にご紹介するのは、10数年ご使用のフラボナポーチです。※フラボナポーチは現在、リニューアルに向けて販売を休止しております。

 

当時のフラボナポーチはイタリアの銘革であるミネルバボックスを用いて作られておりました。

ミネルバボックスはバケッタ製法と呼ばれるイタリアの伝統的なタンニン鞣し製法で、じっくりと油分を浸透させることで油分の多さ特徴です。エイジングが豊かであると知られています。

写真に目を向けると、変化量がすごいですね。10年以上お使いになるとなられて、現在、この鞄は引退されたそうです。

擦れが強かったであろうバッグの上部は油分が抜けたような印象で、銀面が擦れてなくなってきているようにも見えます。一方、摩擦が少なかった下部については、しっとり感も残った様子です。1つのバッグ内だけでもエイジングの違いがあって面白いですね。

現在、Flathorityにおけるミネルバボックスの取扱いは、ペンケースの内装部だけに限定されております。ミネルバボックスを育ててみたいという方はペンケースをお求めください。

ミネルバボックスと同じタンナーで製造された革でいうとプエブロレザーがあります。

プエブロレザーはミネルバボックスより固く、銀面を起毛させたヌバックレザーです。より早くエイジングしていくのが特徴で、Flathorityの定番レザーとなっています。

やはり兄弟革ということもあって、表情は全く違えど、変化の仕方は似ている部分があります。バケッタ製法のエイジングを楽しんで見たいという方はプエブロレザーもご検討ください。

 


まとめ

今回はみんなのエイジング大公開と題して、お客様からいただいたエイジングフォトをご紹介しました。

どれも変化の仕方、傷の入り方、艶の大小が異なってたかと思います。

経年変化と言うのは本当に千差万別で、1つとして同じものはありません。自分だけの一品になっていくの革製品の大きな魅力です。

とはいえ、長くお楽しむものだからこそ、どのような変化の事例があるのか気になりますよね。今回のエイジングフォトは皆さまの協力で成り立ち、皆さまのお買い物の大きな助けになったと思います。

今後も、ブログを通じたお客様同時の繋がりやサポートをしていく所存です。こうしたイベントの際はまたお気軽にご応募ください。

本日は以上です。

では、また。

 


本日ご紹介したアイテム


caterpillar S FF-202 ¥53,900(税込)

Shell Cordovan Pencil case FS-712 ¥29,700(税込)