面白そうなレザーイベントを発見しました

一人の革好きとして、日ごろ革の情報を仕入れているわけですが、先日、とても興味を引かれるイベントを発見しました。

「これは革好き、ファッション好きなら絶対行かねば!」と思わせられる内容です。

普段、私たちは自社の製品や革の知識を中心に発信していますが、今日は少し視点を広げ、皮革産業全体を盛り上げる素晴らしい企画をご紹介します。

 

Flathorityとは直接関係はありませんが、レザーを愛する皆さまならきっと惹かれるはず。そして、私自身も裏原宿文化を作った著名人の話を聞けるかもしれないと、個人的にも胸が高鳴っています!

今回ご紹介するのは、日本皮革産業連合会(JLIA)が主催する2つの注目イベントです。

 


ファッションの視点から革を深掘り「w/leather –革と生きる、という選択。–」

まずご紹介するのは、ファッションメディア『FASHIONSNAP』とタッグを組んだ展示イベントです。

https://www.designart.jp/designarttokyo2025/exhibitions/10797/より参照

 

イベント概要:著名人の“相棒”に宿る物語

このイベントでは、ファッション業界の最前線で活躍する著名人5人が愛用するレザーアイテムと、それにまつわる物語を展示します。

レザーアイテムは、使えば使うほど所有者の個性や時間を吸い込み、まさに「相棒」と呼べる存在になります。

このイベントは、単なる展示ではなく、革が持つ「時間の蓄積」と「経年変化の美しさ」を、クリエイターたちの視点から捉え直す貴重な機会となりそうです。

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さらに注目すべきは、その著名な参加メンバーです。

参加著名人(敬称略、順不同) 概要
藤原ヒロシ 裏原宿カルチャーを牽引した、音楽プロデューサー。
仙波レナ 数多くのファッション誌で活躍する人気スタイリスト。
栗野宏文 ユナイテッドアローズの上級顧問、クリエイティブディレクター。
尾花大輔 「N.HOOLYWOOD」デザイナー。
みなみかわ 人気バラエティ番組で活躍する、異色の経歴を持つ芸人。

 

ファッションやカルチャーに強い影響力を持つ方々が、どんなレザーアイテムを、どんなエピソードと共に育ててきたのか。

これはもう、レザー好きだけでなく、ファッションの歴史や物語を愛する方にとっては堪らない展示となること間違いありません。

 

注目ポイント:「サステナビリティ」の視点

このイベントの裏テーマは、私たちが過去記事でも深掘りした「サステナブルな素材としての革」です。

長持ちし、修理もしやすい天然皮革は、短期間で使い捨てられる消耗品とは真逆の存在。この展示は、JLIAが推進する「Thinking Leather Action」プロジェクトの一環として、革への正しい理解を深め、「革とともに生きる」という選択肢にあらためて目を向ける場を提供してくれます。

使い古しを「味」として歓迎できる、レザーならではの価値を再認識できそうですね。

開催概要 詳細
名称 w/leather –革と生きる、という選択。–
会期 2025年11月1日(土)〜11月3日(月・祝)
時間 11:00−21:00 ※最終日は18:00で終了
場所 渋谷パルコ10F P BOX
入場料 無料

 

その他の内容も充実!

会場では、著名人の展示のほか、エシカル・シューズデザイナーの勝川永一氏によるレザーアイテムケア&リペア ワークショップや、本革巻ボールペンが当たるレザークイズなども実施されるとのこと。

渋谷パルコという、まさに「ファッションの聖地」での開催です。お近くの方は、ぜひ足を運んでみてください!

イベント詳細はこちら

 


次世代の熱意に触れる「ジャパンレザーアワード 2025 受賞・入賞作品展」

続いては、未来の皮革産業を担うクリエイターたちの熱い意欲に触れられるイベントです。

https://award.jlia.or.jp/より参照

イベント概要:実力派作家たちの「革の表現」

ジャパンレザーアワードは、国内の優れた革製品のデザインや技術力を表彰するコンテストです。

今年は232作品の応募の中から53作品が入賞。これらの作品は、11月29日(土)から12月7日(日)までの9日間、裏原宿エリアにあるイベントスペース「Rand表参道」にて展示されます。

 

レザーを単なる素材としてではなく、自己表現のツールとして捉え、新しいことに挑戦する作家たちの作品は、ラインナップを眺めるだけでも大きな刺激となります。

入賞作品のすべては、公式サイトでチェックできますので、Flathorityのモノづくりとも通じる、「レザーの可能性」を感じ取ってみてください。

なお、グランプリを含む各賞受賞作品10作品は、11月03日(月・祝)「いいレザーの日」に発表されるとのこと。ファッション感度の高い若者が集まる原宿で、レザーの魅力がダイレクトに伝わる場となるでしょう。

 


まとめ:秋の東京で、革の「知」と「熱」に触れる

今回は、日本皮革産業連合会(JLIA)が主催する2つの魅力的なイベントをご紹介しました。

 

イベント名 テーマ 開催地
w/leather 著名人の愛用品から革の物語とサステナビリティを考える。 渋谷パルコ
ジャパンレザーアワード 次世代クリエイターによる革製品の展示と革の可能性。 Rand表参道(裏原宿

 

Flathorityのモノづくりは、長く愛用できる堅牢さと革の魅力を引き出す技術が基盤にあります。

これらのイベントを通じて、私たちが大切にしている革の「物語」や「時間」という価値が、ファッションやアートといったさまざまな角度から深掘りされることは、皮革産業全体にとって非常に意義深いことです。

普段オンラインストアで製品を検討されている方も、ぜひこの機会にイベントへ足を運び、革という素材の奥深さを五感で感じてみてください。

 

本日は以上です。

では、また!