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【入荷情報】シェルコードバンの二つ折り財布が全色揃いました
個人的に最も使いやすいお財布×ホーウィン社製シェルコードバンの最高にクールな製品が入荷しました。
Shell Cordovan Short Wallet (FS-702) ¥41,800（税込）
特に奇をてらっていないど定番ど直球である二つ折り財布。
メンズ財布の定番品で愛用者も多い二つ折りは現在も人気な型の１つです。
しかし、少しずつですが、この二つ折り財布の注目度が下がってきているようにも感じます。
事実、長財布ほどの収納力はありませんし、ミニウォレットのようなトレンド性も低いイメージが皆様の中にもありませんか？
実際にミニウォレットの売れ行きの伸び方を鑑みると、二つ折り財布は勢いがありません。
一方で、現金社会を基盤としつつキャッシュレス決済も浸透してきている現代の日本においては、このド定番である二つ折り財布が最も使いやすいと思うのです。
世の中が過渡期であるならば、お財布も振り切っていないものが適しているということでしょうか。
実は過去にも「二つ折り財布が使いやすい」といった内容の記事を掲載しています。
入荷情報とは逸れた内容になりますが、2023年7月現在も通じる内容ですので気になる方は下記の記事をご覧ください。
本日は、シェルコードバンショートウォレットが全色入荷しましたので、商品の詳細に迫って参ります。
それでは、いきましょう！
Flathorityのシェルコードバンショートウォレット
Flathorityのショートウォレット（二つ折り財布）は、外装にシェルコードバン、内装にヌメ革を使用した流行り廃りのないオーセンティックな形状をしています。
シェルコードバンについては後ほど熱く語っていくので、まずは形状にご注目ください。
外装のシェルコードバンはハギのない1枚革です。
素材の質感を存分に感じていただける大ぶりで大胆な裁断となっています。
続いて、側面。
カード段は重なりが多くなるので、一般的には厚くなりがちです。
Flathorityの場合は、パーツの段階できちんと漉き（革を薄くする工程）を入れ、磨きをかけることで、美しく均一なコバを実現させています。
意外とハイブランドでもコバが分かりやすく段々となっていることも多いので、実は品質を感じやすいポイントがコバです。
こだわって仕立てているので是非ご注目ください。
続いて、収納力の要となる内装をみていきましょう。
最大7枚のカードポケットに視認性抜群のボックス型コインポケットを有しています。
札入れは中央に1段低くなっている仕切りがあるため2室仕様です。お札と領収書を分けたり、金額別に仕分けてお使いください。
二つ折りとはいえ、これだけ収納力があれば必要十分といえるのではないでしょうか。
私自身、オリジナルコードバンを用いた同じ形状の財布を使っていますが、日々使いやすさを実感しています。
コインケースはガバっと開いて収納力も高いですし、ボタンで留まっているので開け閉めも簡単です。
カードも7枚収納できるとデイリーユースするカードは網羅できます。
飽きのこないルックスに加えて収納力もあるわけですから、ついオススメしたくなってしまうお財布が二つ折り財布なんです！
また、感の良い方ならお気づきかもしれませんが、このお財布は床面（革の裏側）が一切見えません。
札ポケットやカードポケットの裏側を見ても銀面（革の表側）が見えます。
実は全てのパーツが貼り合わせとなっている贅沢仕様。
シェルコードバンは革自体も最高級品ですが、仕上げでも高級感を引き出すアイデアを詰め込んでいます。
正直、パーツの裏側は注目されるポイントではありませんが、「神は細部に宿る」と言いますし、こだわらせていただいております。
最後に素材について。
メインマテリアルにはアメリカ・ホーウィン社のシェルコードバンを使用しています。
シェルコードバンは農耕馬の臀部（お尻）から採れる高密度の繊維層でして、繊維を寝かせることで強い光沢を持った素材です。
関連記事：改めてシェルコードバンとは？【革製品のメーカーが特徴を総まとめします】Part1
シェルコードバンは年々高騰しており、非常に手に入りにくく希少性は抜群。
強い光沢と希少性から「革のダイヤモンド」とも呼ばれています。
シェルコードバンは高級素材だからこそ勘違いされがちですが、決して端正で美しいだけの皮革ではありません。
むしろ、ワイルドでアメリカらしいラフさを有した素材です。
それは裁断前のシェルコードバンを見ると一目瞭然かと思います。
意外とムラ感が強く、一枚のコードバンでも所々で色が異なって見えることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
実は均一で端正な表情を求めるのであれば国産コードバンのお財布の方がオススメです。
シェルコードバンは強い光沢とムラ感による奥行きを楽しむ素材と言い切っても良いかもしれません。
加えて、製作サイドとしてシェルコードバンを見ていくと実は厄介な素材なのです。
シェルコードバンはオイルの含有量が高いため、糊やコバ液（革の断面を整える薬剤）の相性問題が度々発生します。
合わない材料を用いるとシェルコードバンに上手く馴染みません。
実績と経験に根ざした素材選定が大事になってきます。
更に、シェルコードバンはツヤ感を楽しむ素材ですから、ミシンによる傷も許されることはありません。
つまり、製造過程でも常に細心の注意をする必要があるのです。
シェルコードバンがいかに職人泣かせな素材かお分かりいただけましたか？
そんな難しい素材だからこそ製品として仕上がった後の雰囲気は唯一無二。
シェルコードバンにしか出せない色気が存在します。
シェルコードバンは経年変化も豊かですから、育てる楽しさも十分。
手のかかる要素もありますが、その分愛着もひとしおです。
今なら全色在庫があります。気になった方は是非商品ページをご覧ください。
正直、人気で希少なお色味（グリーンやバーボン）から色欠けが早くなっております。
狙っているお色味がある方はお早めにチェックしていただければ幸いです。
本日は以上です。それでは、また！
本日ご紹介したアイテム
Shell Cordovan Short Wallet (FS-702) ¥41,800（税込）
